2010年新春号
老舗物語 ― サントリービア&スピリッツ株式会社
業界を常にリードし、揺るぎなき業績を誇るサントリーでは、サントリーウイスキー「角瓶」のソーダ割り「角ハイボール 350ml 缶」を発売している。
ウイスキーハイボールは、お店でも、ご家庭でも親しまれ、現在、全国でブームを巻き起こしている。
「角ハイボール」の美味しさは、高品質な角瓶から生れている。この「角瓶」の香味をよりいっそう引き立たせるため、決め手となるソーダの爽快なのど越しにこだわり、口当たりの良い泡立ちと爽やかな刺激を実現した。更にレモンスピリッツで風味付けすることで、レモンを絞ったスタイルの<チョイシボ角ハイボール>の味わいを実感できる。
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老舗物語 ― 米忠味噌株式会社
宝暦年間より、大阪江戸堀にて米屋を営み、その後文政三年初代忠助が味噌醸造専業に手がけるようになった。以来米忠味噌と名付けて、食い倒れの大阪の顧客に愛好されてきた。
大正・昭和・平成と引き続いて、天皇陛下ご来阪の時には、ご食膳にのぼる光栄を得ている。
上方料理と共に育てられた料理味噌として、昔から赤だし味噌と称し、自他ともにトップクラスと容認するところである。
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正月の縁起
「一年の計は元旦にあり」お正月の縁起かつぎというものがたくさんあるが、その代表的なものが、おせち料理である。重詰めの材料全てに意味がある。
<鯛>目出度い=めでたい。
<昆布>よろこぶ。子生婦とも書き、子孫繁栄を願う。広布とも言うので、名を広める。運が広がると言う意味に通じる。
<海老>腰の曲がる程の長寿を願う。
<れんこん>先見の明を願う。
<かちぐり>勝ちに通じる。
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花物語 ― 水仙<すいせん>
庭の片隅に水仙の花が咲いた。冬の厳しい寒さに耐えて凛と咲く端正な水仙の美しさに見入っていると辛い思い出が、私の胸を締めつける。
小学校時代に一番仲良くしていた小夜ちゃんと、ちょっとした言葉の行き違いから、お互いに「絶交」を宣言し、本当は好きなのだから、たえず相手を意識しながらも、組がえがあったりして離れてしまった。
第二次世界大戦の戦局もだんだん不利になってくると、各家庭でも庭をつぶして、食料難に備えて、自給自足の為に家庭菜園を作ったり、敵が空襲してきた時に避難するように、穴を堀って防空壕を設営した。その時に植木や花も取り払われて、淋しい庭になった。
東京・大阪に限らず、当時は一晩に2回か3回はアメリカのB29が襲来した。はじめのうちは、爆弾や焼夷弾を落したりはしなかったが、末期になって、本格的な空襲が、各地で繰り返された。
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のれんメール
新春おめでとうございます。
昨年同様本年も変らぬご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。
年頭にあたり、食品を取り扱わせていただいておりますわれわれにとりまして、尚一層気を引き締めて取り組んでまいります所存でございます。
<伝統>と<のれん>を守り、引き継がれた技に加えて、時代にふさわしいニーズに応えて、安心して召しあがって頂けるものをと専心努力を続けております。
お蔭様で幅広い世代の皆様のご支持を得て、お祝い事や贈り物に重宝していただいております。ぜひ<甘辛のれん会>加盟の老舗の品々をご賞味下さい。
甘辛のれん会 大寅・主人 小 谷 公 穂
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