2013年夏

のれんメール

   ★ 水草の花のあけくれ渡守       たか女(六 月)
   ★ 行きすぎて月の叢百合の見ゆ     としを(七 月)
   ★ 朝顔や花なき蔓の高遊        みずほ(八 月)
   ★ かけてある芭蕉の文も無月かな    蕪 村(九 月)
                        新歳時記より
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老舗紹介 ダイジェスト

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 6月は、結婚式、7月は、お中元、8月はお盆・里帰り、9月は連休、お彼岸、秋の行事、行楽、スポーツの秋、結婚式と何かと追われるような忙しい日が続きます。そういう時は、ありきたりの間に合わせのものでなく、心に残る大切なものをお使い下さい。
各店が、持っている、受け継いできた伝統に、時代のニーズを先取りし、その店ならではの品格と、技術の上に成り立った製品は、「やっぱり他店のものとちがう。」と、実感していただけると、確信いたしております。今回と、次号に亘って加盟店を紹介させていただきます。
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夏の食べごろ

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★七夕にそうめんを食べる風習は、室町時代に生まれた。
そうめんは、索麺(さくめん)の音便、素麺と書くよりは、索麺のほうが正しい表現であるが、普通素麺で通っている。
冬の極寒製の手述べそうめんが、高温多湿の梅雨期に倉の中で。<汗>を流したのが新そうめん。2年寝かせたのが、<ヒネ>で、そうめんはヒネがおいしいといわれていて、贈答用に使われるのが、ヒネで、三年以上経ったものは、まずいという人もある。
この時期は、何と言っても、<冷そうめん>。ゆがいてナスビと煮たり、たまにはニューメンにするのもかえって食欲を誘うこともある。
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