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のれん誌
2017年12月発行

のれんメール

img9_illust05のれん30,1,2月号

●土蔵から筋違にさす初日かな      一 茶(一 月)
●寒紅の濃き唇を開かざり        風 生(一 月)
●近づけば紅梅の色あせてあり      富久子(二 月)
●草萌の大地にゆるき地震かな      虚 子(二 月)

<楽しい想い出 のそばに いつも 甘辛のれん会 の老舗の品を>

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季節のもの

nabe 旬とは? 美味なものを食べようとするには、今、現在何が旬であるかを知らねばなるまい。店頭にあるものを見ても、それが旬のものであるとは、いえなくなっているからである。それ故に旬のものを心得ていることが、美味なものを食べる為の基本となるのである。
 動物性の食品の場合、産卵期直前のものが美味で、卵を産むために、脂肪、蛋白質が、体内に蓄えられ、ホルモンも沢山ある。
 気候からみると、寒さに向かった動物は多分に脂肪を蓄え、運動をしなくなるために、肉が柔らかく、食肉としての条件を満たすことになる。寒ぶな、寒ぼら、寒ぶり、寒しじみなど二月頃までの寒い間は美味なわけである。
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のれん歳時記 大寅蒲鉾株式会社   <つくるも売るも買う心>

 大寅明治九年創業以来実に150年に迫ろうとしている。手づくりの蒲鉾一筋に老舗の味を守り続け、更に吟味を重ね、丹精を込めて出来上がった大阪の味である。
 その製品は高く評価され、贈答用に最適とされている。贈る人の人柄まで伝わってくるようなそんな気持ちにする風格をもっている。
 蒲鉾は低カロリーのうえ、良質の魚カルシュウムを豊富にふくんでいて、その上、すりつぶした白身の魚を材料としているので、消化にとても良い。低カロリー高タンパクの食品として、これからの食生活をリードしていくものである。
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老舗歳時記 米忠味噌株式会社   ★永遠のおふくろの味 お味噌の老舗

米忠 宝暦年間より大阪・江戸堀にて米屋を営み、その後文政三年初代忠助が、自家製造していた味噌を近所とか知り合いに進呈していたのが、あまりにも美味しいので、評判になり、次から次へと依頼されるようになり、味噌醸造を専門に手掛けるようになった。以来「米忠味噌」として、<食い倒れ>大阪の食文化を担って今日まで<のれん>を守ってきた。
 大正、昭和・平成の時代、陛下がご来阪の砌りには、ご食膳にのぼる信頼と栄誉を得ている。上方料理とともに育てられた料理味噌として、自他ともに認められて久しい。
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食文化とルーツ  ●塩

塩 人間の身体には塩分は、絶対に必要であり、塩分が欠乏すると危険が生じる。そのために人体が必要とする、五味のうちで、塩味は<命の味>ともいわれている。
 塩はナトリュームで、人間は勿論獣類にあっても、細胞内にあるカリュームとナトリュームの平衡状態を保つことで、身体全体の水分をコントロールしている。人間はこの重要な塩分を食塩や動物の肉、血液からとっている。一般家庭においては、味噌、醬油、漬物魚介、麺類、その他諸般の調理に使用し、塩分を摂取している。
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