のれんメール

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のれん令和4,10,11,12月号
●新米にまだ草の実の匂ひかな       蕪 村(十 月)
●だし昆布のたまりいる湯に豆腐かな    泡水生(十一月)
●袖無しを着て湖畔にて老いし人      虚 子(十二月)       
                     (新歳時記より)
●だんだんと姿をひそめし松飾り      宣 子(十二月)
              
       <贈り物は 先様お待ちの 甘辛のれん会の 信頼の品を>
 

 早いもので、新型コロナウイルスと共に迎える年末がまたやって参りました。こればかりは年末にケリをつけることもできず、不本意ながら来年まで付いて回ります。ひたすら早期の収束を念じて、手洗い・マスク。三密の原則を守り、先ず自分が感染しないようにして互いに家族を守り、周囲の人々にも気を使い、万全の注意をしていても、これだけ蔓延する恐ろしさをしみじみ感じます。それでも私たちは、収束の日を信じて、手洗い・マスク・三密を避けて、地道に闘い続けます。
 
 そんななかで、同じことなら、日々を楽しく有意義に過ごしたいものです。家族団欒のひとときとか、友人との語らい等に、老舗の<美味しいもの>を召し上がって、何時の日かの想い出話に加えて頂けたら幸甚に存じます。
 年末・迎春用の贈り物に是非ご用命のほどお待ち申し上げます。
                甘辛のれん会代表幹事 大阪の駿河屋主人 岡 本 全 晃