②ビタミン・ミネラル  身体の調子を整える。

ビタミン ●緑黄色野菜、葉菜類、イモ類、海藻類、果物等
どれもこれも身体に重用な食材ばかりで、全部を摂取することは、不可能で、他の食材と考え合わせて、なるべく満遍なく量は少しでも数種類の食材を使ってほしい。
     
 ▲南瓜   かぼちゃは瓜だが、糖質を主成分にしていて、その糖質の三分の一はデンプンと砂糖で出来ている。ビタミンC・カロチンも豊かで、一日に二から三切れ食べると身体に良いとされている。丁度今が旬に入るので、新鮮なままを口にすることが出来る。手っ取り早く煮るのが簡単で美味しいが、毎日食べるとなると、一と工夫もしてみたくもなる。焼き肉、天ぷら、南京をアンにしたお饅頭など、どれにも利用できる。色々思いついたものに、使ってみて、案外新発見をすることがある。
フランス料理にも、南京をうすく切って、小麦粉にまぶし、とき玉子をつけ、パン粉をのせ、カツレツ風にしたのがある。
食事にもルールがあって、先ず野菜から、口にすると良いとか、テレビのお陰で衆知のことだが、何が何でもテレビからの情報を実行するのでなく、自分で考えて納得したら一度やってみようかなと思ったら試してみると良い。私はこの件に関しては、実行している。
                           
 ▲トマト  トマトは野菜か果物か? 昔、赤いナスビと呼んでいた時代もあったそうで、やはりトマトは、野菜だということになる。
トマトは、ビタミンA・C、それにミメラルも含まれていて、栄養価は高い。トマトは熟すと、色、形とも変わって、赤色から黄色まで、形も普通は丸いが、色々ある。ミニトマトもあり食べ易いので、人気がある。
                           
 ▲イモ類  馬鈴薯(ジャガイモ)はナス科に属する一年生の根菜で、男爵、メークインが有名。男爵は、ふっくらとした歯触りとすぐれた風味を持つ。メークインは、長円形で早生多収で、美味しさは抜群で人気がある。里芋も風味がある。
                           
 ▲海藻類  
 △昆布  昆布の成分は、およそ50%が炭水化物で、そのうち20%が繊維、残りはアルギン酸と呼ばれるもの。この他に糖類としてマンニットを含んでいる。昆布の旨味はグルタミン酸が、これが、化学調味料を生みだす大きなヒントになったのは、衆知のとおりだが、20度Cの水の中に、30分~60分間、昆布を浸しておくと臭くない煮出し汁が出来る。これは昆布のグルタミン酸が水に溶けて出たからである。また、魚の吸い物の煮出し汁に昆布を使うと、魚の持っているビタミンB1と昆布のグルタミン酸とが結合して、一種独特の香気が出来るといわれている。また昆布の煮出し汁には昆布のヨードやカルシュームがたくさん溶けだす。洋食のスープは動物の肉や骨で作るから、栄養は豊かのように思われているが、昆布のお吸い物には大切なミネラルが溶けていて、栄養的にも価値がある。昆布は色々なものに加工されているが、★包丁でそいでトロロコンブやオボロコンブにされたものはそのまま食べられる。各種の<大阪名物>の塩昆布は勿論のこと、酢コンブ、コンブ飴、菓子コンブなど広く馴染まれている。
                                   
 甘辛のれん会加盟店の<をぐら昆布><小倉屋山本><松前屋>は創業以来の伝統と技を守りながら、重厚な格式高い味わいを、どなたにも満足していただける昆布ということで好評を得ている。
                                   
 △モズク  案外知られていないが、雑炊にするととても美味しい。煮出し汁を引いて、モズクを入れたもので、雑炊のなかでも、逸品とされている。
 △ひじき  鹿尾菜と書く。江戸時代にはヒジキを日光に干し晒し、つきくだいて米粒ほどにし、米、麦に混ぜて主食とした。それだけ栄養のあることが解っていたのである。
ヒジキと大豆を炊きあわせたものを常備しておくと栄養的にも良いし、便利でもある。
  △ワカメ  和布、若布と書く。毎朝のお味噌汁の定番で何とでも良く合う。因みに甘辛のれん会加盟店<米忠>の味噌は、安心して使うことが出来る。
 ★これらの海藻類は、食べ物として価値の高いものとして認められ、特に日本人は海藻好きで、我々の健康に大きく貢献してきたのである。
                               
 ▲果物類  果物は体に良いものを沢山含んでいるといわれているが、一日で平均二種類を摂取すると良いといわれているが、一番気を付けなければならないのは、糖分の取り過ぎである。美味しいものだから、つい余分に食べてしまう。丸ごと一つ全部食べてしまう。そんなことのないように、気をつけてフルーツタイムを楽しみたい。