2014年秋・冬号
のれんメール
のれん 26,10,11,12
★ 秋の空尾上の杉に離れたり 其 角(十 月)
★ 報恩講の仏具磨きに参りたり 白 汀(十一月)
★ 隙間風寝るほかはなき夫婦かな 泥 中(十二月)
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老舗と私 ★吉野寿司(大阪寿司)
<吉野>は創業天保十二年以来170有余年、大阪寿司一筋に歩んできた。最近のお寿司屋さんは、江戸前のにぎりを扱う店が多く、大阪寿司をメインとする店が減少している。
幼少の頃は、よくお客さんがお手土産として、箱折りの大阪寿司をいただいた記憶がある。
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ふるさとを訪ねて 那智
熊野三山とは、
◎熊野夫須美神(ふすみのかみ)を祭る那智大社。
◎御子速玉神(はやたまのかみ)を祭る速玉神社。
◎家津御子神(けつみこのかみ)を祭る本宮大社で、
これら三社は別々の神を主神として祭っており、これを根本熊野三社権現という。各社とも他の主神を互いに勧請し、三神を一社内に祭っている。
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老舗と私 ★先春園(銘茶)
大阪で現存する茶舗では、一番古い歴史を誇っている。創業は文久3年(1863)にさかのぼる。若かりしOL時代、勤務先の会社が来客用に先春園のお茶で接待していたので、美味しいお茶に慣れ親しんでいたものだから、他所で、不味いお茶を出されたときは、はっきりとお茶の味が判り、改めて先春園のお茶の良さを認識したものである。結婚してからは、上等のお茶ばかり飲んではいられないので、お茶の美味しい淹れ方を自分なりに工夫して、来客に「美味しいお茶ですね」といわれた時は本当に嬉しいものである。これも本当のお茶の味に親しんだからこそ、本物の味を知っていたからこそ、美味しいお茶を淹れられたのだと思う。
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旬の味
秋もいよいよ、たけなわになると、<食欲の秋><味覚の秋>と、年間を通じて最も暮らしやすい季節です。
秋空に芸術的に美しく、イワシ雲がひろがるときは、イワシの大漁のしるしだと言われています。イワシは活きのいいのを塩焼きにして、おろし大根に醬油をかけて、ジューンと音のするアツアツを食べるのが食道楽と言うものでしょう。
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