2012年新春号
のれんメール
以前<のれん>誌は、甘辛のれん会加盟の各老舗の店頭に置かれ、商品をお買い上げいただいたお客様にお渡ししておりましたが、ご愛読者が増えて商品のお買い上げに関わらず、毎月一日に発行されるのを待ちかねて、<のれん>誌を受け取りにお見えになる方も多くおられました。切手同封して郵送ご依頼もたくさんありました。
母から娘へ、そして孫へと伝えられ「母から頼まれました」「祖母へのプレゼントです」とか、各加盟店の老舗へ来られ、三世代にわたって愛されている喜びを感じました。貴重なご意見やご感想もたくさんいただき、暖かい交流のなかで、編集に当たりいろいろ参考になることも多々ありました。以下いただいたお便りの一部を掲載させていただきます。
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老舗・伝統の重みについて考えてみました。
日頃何気なく口にする「老舗」「伝統」とは、辞書によると、
★老舗は動詞「仕似せる」から
1、先祖代々の業を守りつぐこと。
2、先祖代々から続いて繁盛している店。また、それによって得た顧客の信用・愛顧。
★伝統は、
1、系統をうけ伝えること。またうけ伝えた系統。
2、伝承に同じ。また特にそのうちの精神的核心、または脈絡。
とあります。
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<お蔭様で60年>
昭和27年(1932)1月に甘辛のれん会が結成されて、今年で60年になりました。甘辛のれん会は、「連合して其の名声をあげるために結ばれた集団」と、その会則にうたわれている通り、<のれん>誌を通じて、食文化への探求と啓蒙にと。甘辛のれん会のPR活動とともにユニークな活動を続けて参りました。
会員は代々伝えられた名声を受け継ぎ、創始者の初志を守るだけでなく、常に前進して、時代の変化をキヤッチし、新しいものを創造する意欲を以って時代のニーズに応え、なおかつ時代を先取りする努力を常に心がけております
甘辛のれん会の会員は、京阪神の食品業界に於いて、それぞれの分野の代表的な地位にある老舗ばかりです。
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