老舗・伝統の重みについて考えてみました。

jisho.jpg日頃何気なく口にする「老舗」「伝統」とは、辞書によると、
★老舗は動詞「仕似せる」から
   1、先祖代々の業を守りつぐこと。
   2、先祖代々から続いて繁盛している店。また、それによって得た顧客の信用・愛顧。
★伝統は、
   1、系統をうけ伝えること。またうけ伝えた系統。
   2、伝承に同じ。また特にそのうちの精神的核心、または脈絡。
とあります。

これら以上に老舗は受け継いだ伝統を次代に引き継がねばならないのです。
甘辛のれん会は、先人より受け継いだ<食文化>を大切にすると共に、次代に引き継ぐべく、日頃より精進している老舗の集団で、各店が、伝統の重みをずっしりと受けとめて、その上、めまぐるしく変る現代のニーズを先取りして、昔ながらの顧客を大切にしながら、若者たちの心をもとらえようとして日々励んでおります。。

いかに先人が、精魂をかたむけて創り出したものといえども、よき理解者である愛好家の方々から愛され、求められるものでなければ、永い年月、世に残り、銘品とは言いにくいのです。
幸いにも、良き顧客に支えられ「甘辛のれん会」は60年を迎えました。各会員は、その名声を汚さぬよう創始者の初志を守り続けるだけでなく、更に新しいものを創造する意欲を持って常に前進しているのです。
会員になるには、厳しい資格をとわれ、加入を希望しても、全会員の承認が必要となっています。
他店が外形を真似しても、中味で真似しようのないものを持っていて、味において格調の高さは、各会員の誇りとなっております。

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