2022年春号

のれんメール

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のれん令和4,3・4・5月号

●喜んでくれる父母なく卒業す       都 穂(三 月)
●春月の病めるが如く黄なるかな      たかし(四 月)
●日本に帰りて京の初夏の庭        虚 子(五 月)
                      新歳時記より
●春来てもなぜかはずまぬコロナゆえ    宣 子
●薫風の青葉若葉で癒される        宣 子  

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●行事と旬  雛祭り

23149952_m 「骨菫集」によると、わが国で三月三日の雛祭りの風習が広く行われたのは、大正以後のことではないかという。江戸時代には三月三日は五節句の一つに定められ、将軍家・大名・また民間でも雛祭りが行われるようになった。由来については、平安朝の頃からあった雛あそびと、中国から伝わった三月上巳の祓いの行事が合体して始まったらしいという説がある。
 平安朝の上流社会で行われたもので「源氏物語」や「宇津保物語」にも見えて、人形を使った、ママゴト遊びのようなものであった。 続きを読む…

●老舗と私 

WS000004★吉野寿司  純大阪寿司
 創業天保12年(1841)「大阪寿司」に頑固なまでにこだわり続けて今日に至っている。
大阪寿司の代表は、押し型にシャリを入れて、その上に小鯛、穴子、椎茸などを並べ、軽く押して仕上げる。
 大阪寿司は、二口、三口と分けて、口に入れるので、「大阪寿司は、寿司飯に六分の味」といわれるくらいに、タネ以上に寿司めしに重きを置くという。
 始めて取材に伺った時、真っ白の料理着に、真っ白の前掛けをキリリと締めて、当時の当主ご自身が、調理場から「のれん誌は毎月読ましてもろてます」と勢いよく声をかけてくださり、思わず「有難うございます」嬉しい言葉に感動したのをしっかり覚えている。そして、大阪寿司のことをいろいろと教えて下さった。
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