2017年春号
のれんメール
●春日野の大杉立てりくらべ馬 多佳女(三 月)
●古草や昔男の垣根草 虚 子(四 月)
●新緑の川に映りて牛の列 星 城(五 月)
新歳時記より
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青葉・若葉に
日本の四季を色に例えたら、春は萌黄、夏は青、秋は紅で、冬は白と答える人が多いそうだ。日本の風物を端的に表現していると思う。
中国では、春は青、夏は朱、秋は白、冬は玄(くろ)となる。春は人生の青春を位置づけ、夏は太陽で、秋は24季節の白露(はくろ)、冬は太陽に遠くて暗い。と、日本の絵画的発想に比較して、多分に思想的、哲学的な発想があるようだ。気候・風土の相違からくる国民性の違いからくるのだろうか?。
老舗歳時記 総本家 小鯛雀鮨 すし萬
★承応二年大坂船場からはじまりました。
すし萬の祖先は承応二年(1653)魚の棚(現高麗)で魚屋を開業し、天明元年(1781)に雀鮨専門店となりました。
雀鮨は浪花江鮒(ぼらの子)で作られた古来よりの大阪名産であり、魚の保存を目的とした料理で、魚の腹にすし飯を入れると、その姿が雀に似ていることに由来しております。
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老舗歳時記 ヒガシマル醤油株式会社
風土記の昔、日下部(くさかべ)の里と呼ばれていた龍野市は、古代より播磨の中心として発達してきました。その中にあって、ヒガシマル醬油株式会社は、龍野の町と共に栄えてきました。
龍野を流れる揖保川の水は、全国でも稀にみる鉄分の少な欠かせないものだったのです。
・この清らかな水。
・播州平野の豊かな小麦と米
・山間部の質の良い大豆。
・赤穂の良質の塩。
これらが、おだやかな気候に恵まれて、醬油産業が発達してきたのです。
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