2016年春号
のれんメール
のれん28,3,4,5
●曲水や草に置きたる小盃 虚 子(三 月)
●この雨で林檎の花の終わりけり 草 堂(四 月)
●葉桜に全くひまな茶店かな いぬる(五 月)
新歳時記より
お魚のお話し
我々が日常口にしている魚について考えてみよう。今までに何度も海の汚染が報道され、その時だけが魚から遠ざかるが、ノド元過ぎれば何とやらで、いつの間にか、食卓に魚がのっている。つまり魚は、それ程我々と深い関わりを持っているわけである。
わが国では、昔から魚肉を重用し、かつ嗜好するものが多かったから、水産嗜好国民とされている。煮たり、焼いたり、蒸したり、油で揚げたりあらゆる料理に利用されている。動物性蛋白給源の重用部門を占めている。
老舗と私 清酒。日本盛株式会社
創業128年になる<日本盛>は、親から子へと伝えられる世襲制を慣習とする酒造界にあって、はじめて会社組織の酒造メ-カーとして発足したのが、明治22年。29年に西宮酒造株式会社と改称。順調に販売石高を伸ばし、発展の一途の盛業ぶりであった。昭和20年に戦災に会い、ほとんど焼失したが、再建されて今日に至っている。平成22年に代表作の<日本盛>に因み、<日本盛株式会社>と改称された。
灘五郷の西宮郷に位置して、宮水井戸地帯(西宮神社のすぐ側)に近接しており、地下のパイプを通じて、宮水を直接工場内に引き入れている。
老舗と私 サントリーホールデイングス株式会社
社名のサントリーは、商品の赤玉ポートワインが大ヒットしたことから、赤玉は太陽を表し、英語でサン、社長の鳥井信治郎のトリイより、サントリーと名づけられたのは今や知る人ぞ知るところである。
京都府山崎の水が美味しく、醸造に適していたので、この地より優秀なウイスキーが、生産され、世界でも高い評価を得て、海外でも数々の栄誉ある世界最高賞に輝いている。
折りにふれて 炊き込みご飯
この頃になると、母はよく炊き込みご飯をよくしてくれた。あとはお吸い物さえあれば、満足。いわゆる<おふくろの味>である。いつの間にか、私の味加減も母と同じようになり、それが嫁に教えた覚えもないのだが、嫁も同じような炊き込みご飯をこしらえてくれるようになり、私は大満足。ダイエットもなんのその、お代わりをしている。