老舗物語 ― ヒガシマル醤油株式会社

higashimaru1.jpg 寛文六年(1666年)兵庫県龍野で淡口醤油誕生。時の藩主脇坂安政は他国で生産していない淡口醤油を<国産第1の品>として生産を奨励。醤油産業の保護・育成を図った為、龍野が淡口醤油産地として形成されていった。

 昭和17年旧藩時代からの2大メーカーが合併し、龍野醤油株式会社を設立。昭和38年日本醤油協会から大手五社の一つに推挙された。

 翌年39年に社名をヒガシマル醤油株式会社に改称。その確かな品質は、原料へのあくなきこだわりと、伝統製法をもとにした高度の醸造技術、そして厳しい品質管理によって支えられている。

「ヒガシマル醤油が選ばれる理由」

●ヒガシマルは水が違います。
 醤油醸造の水に鉄分が多いと、醤油の色が濃化します。ヒガシマルが使用している水は鉄分が非常に少ない揖保川の伏流水(軟水)なのです。

●独自の醸造微生物を使っています。
 研究を重ねて生み出した、独自の麹菌、乳酸菌、酵母を厳選使用。淡口醤油の深いうま味・淡い色・風味芳香は、他の追随を許しません。

●品質の濃化、劣化速度が違います。
 醤油の劣化速度は色→香り→味の順。しかしヒガシマルの淡口醤油は、軟水と醸造技術により劣化速度の遅いのが大きな特徴です。 

*淡口醤油の豆知識*

higashimaru2.jpg①「淡口醤油」と「濃口醤油」の違いは?
 まず色の差です。淡口醤油は、色の濃さが濃口醤油の約1/3(当社比)で、淡い色が特徴。香りや風味も穏やかで、上品なうま味です。淡口醤油は仕上げに甘酒を加えるなど製造方法にも色を淡くする工夫がされています。

②淡口醤油は味が淡いの?
 淡口醤油は、料理の際に少し控えめに使用していただくことをお奨めしております。ヒガシマルの淡口醤油は、だしや素材との相性が良く、煮物、お吸い物など様々な料理を、素材の風味を生かしながら少量で味が決まります。味がうすいわけではありません。

詳しくはヒガシマル醤油ホームページをご覧下さい。http://www.higashimaru.co.jp

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