のれんメール

img9_illust05のれん令和2年 1,2月号

●とかくして松一対のあしたかな    移 竹(一月)
●初空や西と東に駒ケ岳        矢 暮(一月)
●初牛や禰宜に化けたる庄屋殿     也 有(二月)
●門前や子供の作る雪解川       一 茶(二月)
                   新歳時記より

<新玉に 先ず祈りたや 平和と 災害の無き事を>

 毎年めぐってくる来るお正月と言えばそれまでのことですが、それでも、年の初めに当たり、思いを新たにして、今年こそは佳い年でありますようにと、気持ちを引き締めて新年を迎えます。
 我々も年の初めに当たり、益々心を引き締めて、意欲的に、伝統の味の上に、尚かつ工夫をこらし、皆様のご期待に応えるべく励む所存でございます。
 6日小寒、21日大寒。寒づくりは特に大切に扱い、この寒を利用して、より良きものをつくろうと心新たに接しております。古いのれんを守り、新しい努力を続けております。
 今年も旧に倍して、ご用命いただきますようお願い申し上げます。
               甘辛のれん会代表幹事 大阪の駿河屋主人  岡 本 全 晃