のれん歳時記  甘辛のれん会・のれん誌

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「甘辛のれん会」は、飲食品をつくり、販売する者が、連合して其の名声をあげる為に結ばれた集団で、其の名を大切にする
<老舗の、のれん>を大切にする集団である。
 加盟店には最初から厳しい資格が問われ、加盟を希望しても、全会員の承認を必要とする規定に成っている。<甘辛のれん会>の会員であるということが老舗の<のれん>であり、大きな信用になっている。
 結成以来今日まで、質実な運営と各加盟店の老舗としての<のれん>を守る為のなみなみでない努力の摘み重ねが、今日の「甘辛のれん会」を築いてきた。

●初 代会長 鳥井信次郎氏  サントリー
●二代目会長 山本為三郎氏  アサヒビール
●三代目会長 佐治 敬三氏  サントリー
●四代目会長 瀬戸 雄三氏  アサヒビール
●五代目会長 鳥井 信吾氏  サントリー(現会長)
 歴代会長の功績は多大で、<甘辛のれん会>の発展の力を尽くして戴いている。
<甘辛のれん会>が、連合して其の名声をあげる為にPR誌をということで、<のれん>誌が発行された。
                      
●昭和27年(1952)甘辛のれん会設立。<のれん>誌 創刊<阪神甘辛のれん街>創業。
 阪神百貨店に各加盟店が、店を並べて老舗の美味しさをPRし、便利にお買い求め戴けるようにはじめたのが、この<のれん街>の目的は、当時としては、全く画期的なことで、後に全国の百貨店その他で、のれん街という形式をとるのが、続々と出てきた。
●昭和34年(1959)東京駅八重洲口にあったショウルームにて<甘辛のれん会の展示即売会>を開催。
●昭和61年(1986)<のれん>を語る。座談会開催。<のれん>誌に掲載。
●平成2年(1990)<のれん>誌 450号 記念号発行。
●平成4年(1992)お陰さまで、40年 記念イベント発表特集号
 読者の皆様より日頃お買い上げ、または、ご進物戴いている、<甘辛のれん会>の老舗の商品をアンケート戴き、厳正な抽選の上、当選者に加盟店の商品を発送。
●平成6年(1994)<のれん>誌500号記念誌発行。
●平成14年(2002)<甘辛のれん会>設立50周年。記念号発行
●平成17年(2005)印刷誌よりインターネットに移行。現在に至る。
                        
★戦後の混乱期を乗り越え、経済成長に始まり、バブルの崩壊、景気低迷、激動の時代を乗り切り、世の中がどう変わろうと、老舗は伝統と技を磨き続け、今日の信用を得てきた。約67年の間には、店主も世代交代をしているが、受け継いだ伝統を今後もより一層発展させ、更に新しいものに、挑んでいく。<のれん>誌も共に歩んでいく。  
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