老舗歳時記  

WS000000●菊正宗酒造株式会社  創業350年「辛口ひとすじ」を今に伝える

               
 
●創業は万治二年(1659)徳川将軍4代家綱の時代。
 ▲後醍醐天皇に御影沢の井の水で酒を造り、献上したところ、御嘉納になったので、嘉納の姓を賜ったとのいい伝えがある。※「嘉納」とは<ほめ喜んで受け取ること>の意味。
●明治期(1927)8代目嘉納治郎右衛門(秋香翁)が「どうしても良い酒を造る」という信念のもと、酒質の向上に取り組み業界に先駆けた技術改善でさらに品質を高めた。
                     
▲私立灘高校建学の祖(設立代表者)として尽力をした。
▲<菊正宗>というブランドが登録商標される。▲宮内省御用達拝名。
 

                  
●昭和期(1947)昭和天皇、本社へ行幸。
●   (1965)菊栄蔵(四季醸造蔵)竣工。
●   (1970)業界で初めての輸出貢献企業として表彰される。
●   (1971)菊正宗の酒造用具一式が、「国指定重要民俗文化財」の指定を受ける。
                
●平成期(1983)キクマサビン発売。
●   (1995)阪神淡路大震災により、酒造記念館が倒壊。
●    (1999)酒造記念館再建。
●   (2009)創業350年を迎えた。
●   (2012)[日本酒の化粧水]を発売
●   (2014)上撰本醸造がITQiクリスタル味覚賞を受賞。
    (2017)樽酒マイスターファクトリー設立。
●   (2018)上撰本醸造がITQiダイヤモンド味覚賞を受賞。
                         
 <菊正宗>の製品は、上記以外にも数々の部門で受賞し、新しい企画のもとにプロジェクトを立上げ、業界に先駆け、リードし、海外にも進出している。
<菊正宗>が、信頼され、飲まれているのは、いったい何なのか? その応答えの一つに「辛口ひとすじ」ということが挙げられる。江戸時代より誇りを持って造り続けた杜氏により、守り続けられた伝統と、技は、飲み飽きしない辛口のお酒として350年間も顧客に愛されてきた。<菊正宗>は、今後も「辛口ひとすじ」の姿勢を大切にして行く。
                                       梶 康子