2014年新春号
のれんメール
★ いざゆかん雪見にころぶ所まで 芭 蕉(一 月)
★ 軒しづく頻りに落つる四温かな 白 樹(一 月)
★ 何事もなくて春立つあしたかな 士 朗(二 月)
★ さむしろを畠に敷て梅見かな 蕪 村(二 月)
新歳時記より
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雑炊(ぞうすい)
寒い季節に、何かと重宝するのが雑炊である。古くは「こながき」といって、穀類の粉末を熱湯でといて、捕食または薬食にしたという。多くの水を加える穀汁「増水」と書くようになり、古来白カユには、塩味を加えなかった。塩を加えた穀汁を増水といった。「雑炊」は野菜その他を共に煮るようになってからの当て字で、戦後暫くは、関西では「おじや」と呼んでいたが、最近は、そうゆう言葉は聞かれなくなった。これは、もともと女房詞であった。
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老舗めぐり 株式会社あみだ池大黒
★ 大阪からの贈りもの
「おこし」は、奈良時代に豊作祈願のお供物として、神に捧げられていたのが、始まりといわれる歴史のあるお菓子。
あみだ池大黒の創業は、江戸時代後期の文化二年(1805)当時の大坂は、各地の産物が集まる<天下の台所>といわれ、千石船で運ばれてくる良質の米に目をつけて、「おこし」を作り始めて今日に至っている。
運河工事で、あちこちから出てくる岩にたとえた「岩おこし」は、浪花の繁栄を象徴する土産菓子として、広く人々に愛され、親しまれている。
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故郷を訪ねて
日本人の心の<ふるさと>伊勢神宮では、平成25年10月2日(内宮)10月5日に(外宮)と第62回「遷都の儀」が厳かに行われた。式年遷宮は、20年毎に行なわれ、例年にも増して参拝者が多くなる。
私は、前回、前々回は、偶然とはいえ遷宮の年に参詣していたが、今回は、娘に旅行に誘われ、自分の意思で神宮参りを希望した。
神宮は、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)を中心に14の別宮と109の摂社・末社・所管社合わせて125の宮社すべての総称で、今回の式年遷宮は、内宮、外宮の神様が、今までの社殿から、西に建てられた新しい社殿へお遷りになったのである。
ならわしとして、お伊勢参りは、「外宮・げくう」からということになっている。
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☆花によせて<ふきのとう>
三人の子どもの母ともなれば、時が来れば否応もなく、一応は受験戦争に巻き込まれる。親それぞれの考え方もあって、落差はあっても大なり小なり関わることになる。
私も例にもれず今でこそ、これらから解放されたが、当時は世間並みに我が子のテストの点数に一喜一憂し、偏差値に全く無関心というわけではなかった。
三人三様の性格を考えて、表面的には、平静を装っているけれど、心の中では、毎日祈る思いで、一日、一日を過していた。
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