2013年春号

のれんメール

<御目出度き 祝いの品は やはり 老舗の甘辛のれん会>

 季節はめぐり春を迎えます。何かとお祝い事に頭を悩ます時期でもございます。そんな時は、必ず先様に送り主の真意をお伝えする、昔から信頼を得ております甘辛のれん会の加盟店にお任せ下さい。ご用命をお待ちいたしております。

              甘辛のれん会   すし萬・主人 小 倉 宏 之
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花物語「竹」

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 学生時代は、京都・嵯峨野に魅かれて毎年のように出掛けたものだ。それも大抵は五月頃のことで、新緑が美しく、殊に雨上がりの美しさは、眼が現れるような想いで。そこらの竹薮の中から、かぐや姫が現れそうな幻想を抱いたことも一度ならずあった。
折々によって、友人達との会話の内容も異なってきたが、青春のまっただ中のことだから、文学・哲学を語り、愛について熱い夢を語り、意見を交わした友人達も結婚して、平凡な主婦になり、たまに会えば主人の自慢であり、いかに自分が幸せであるかを繰り返し、姑の批判をし、更に年を重ね、子育てを終えて、孫が生まれて、おばあちゃんになると、他人の話に耳をかそうともせず、自分の孫の自慢話ばかりする。そんな友人達を見て私は思ったものである。
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老舗紹介 長龍酒造株式会社

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 甘辛のれん会は、飲食品をつくり、販売する者が、連合してその名声をあげる為に結ばれた集団」で、入会を希望された向きにはその希望する業種、例えば酒類、菓子という風に同じ部門の会員の承認と、幹事会の審査とを全会員に報告したる後に異議がなければ入会を決定する。煩雑な様なれども、会員の資格を全員一致で承認したい為である。
<甘辛のれん会>の会則にこのように記されています。それらをふまえたうえで、1998年に飯田グループ「長龍酒造株式会社」が入会され、早くも15年、その間、甘辛のれん会の一員として、優秀なる業績を誇り、たゆまなき活動を続けております。
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春のこよみ

1303b.jpg 四月八日の釈尊の誕生日に行われる儀式に「花まつり」がある。もとは浄土宗に限ってこの祭りがあったが、今は一般的になった。
 この日、甘茶をもって潅仏会をするのは、釈尊の誕生を喜んだ八大竜王が、歓喜のあまり産湯に甘露の雨を降らしたという故事により、甘茶を甘露に擬して、各寺院では参詣の子女に甘茶を接待した。
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