●老舗紹介  ★ヒガシマル醬油株式会社

18364 うすくち醬油発祥の地、兵庫県播州龍野は、風土記の昔、日下部(くさかべ)の里と呼ばれていた。古代より播磨の中心として栄えてきた。
 寛文六年(1666)その龍野で、うすくち醬油が誕生。時の藩主、脇坂安政は、他藩で生産していない、ウスクチ醬油を<国産第一号>として生産を奨励し、醬油産業の保護・育成を図ったことにより、龍野がうすくち醬油産地として形成されてきた。

 昭和17年(1942)旧藩時代から共に事業を継承してきた浅井・菊一の二大メーカーが、合併し龍野醬油株式会社を設立。
 昭和38年(1963)日本醬油協会から大手五社の一つに推挙された
 昭和39年(1964)ヒガシマル醬油株式会社と社名変更。
 原料へのこだわりと、伝統製法をもとにした高度な技術、厳しい品質管理によって支えられた確かな品質は、業界ナンバーワンの圧倒的なうすくち醬油のトップメーカーとなり、家庭用・業務用を問わず、巾広い信頼と支持をうけている。
 現在の多様化する食生活に対応するために時代の変化に即応した、製品を開発し色・味・香りの研究から、実際に即した調理のあり方を追求している。
                                                                                      
 今、C・M等で各種の<昆布だし汁>が売り出されているが、ヒガシマル醬油の<昆布だし入り醬油>は、既に2001年8月1日に新発売されている。消費者のニーズに応えて、徹底追及し、醬油市場の流れを変えたのである。
▲もっと美味しく  だしの入った美味しい醬油が欲しいとの声に昆布と鰹節のだしがたっぷりの本醸造の醬油がベースになっている。
▲もっと健康に   醬油の塩分や、原料が気になるとの声に、塩分を20%カットした健康志向で、良質の昆布のミネラルがたっぷりで、遺伝子組換えの大豆は使用していない。
▲もっと使いやすく  味付けやだしの取り方が難しくて失敗が多いとの声に、薄めるだけで味付けができる。だしをとらずに手早くできる。
▲もっと美しく    和風の味が好きだから「手軽に楽しみたい」の声に、おふくろの味や、本格的な和食もカンタン。リーフレットやホームページで、バラエテイ豊かなメニューを紹介している。
                  
△うすくちメニューの例  かぼちゃのそぼろ煮・きのこごはん・和風ロ-ルキャベツ・イモ煮
△コイクチメニューの例  冷やヤッコ・おひたし・魚の煮つけ・焼き豚チャーハン・鶏肉のソース・おでん等々。 家庭でもプロ並の料理が楽しめる。
因みにわたしは、<うどんだし>発売以来、いろいろな料理に隠し味で重宝している。先日、炊き込みご飯の残りで<ちょっとぞうすい>を使ってみたら、想像以上に美味だった。
                                       梶 康子