老舗紹介 長龍酒造株式会社
甘辛のれん会は、飲食品をつくり、販売する者が、連合してその名声をあげる為に結ばれた集団」で、入会を希望された向きにはその希望する業種、例えば酒類、菓子という風に同じ部門の会員の承認と、幹事会の審査とを全会員に報告したる後に異議がなければ入会を決定する。煩雑な様なれども、会員の資格を全員一致で承認したい為である。
<甘辛のれん会>の会則にこのように記されています。それらをふまえたうえで、1998年に飯田グループ「長龍酒造株式会社」が入会され、早くも15年、その間、甘辛のれん会の一員として、優秀なる業績を誇り、たゆまなき活動を続けております。
飯田グループは、大正12年の創業以来、一貫して酒類食品に関する事業を展開し、この間、常に革新と、新しい展開を求め、チャレンジし、変革を前向きに捉え、最新の技術を導入し、メンバー個々の創意工夫を積み重ねて今日の繁栄に至っております。
古事記以来、大和(奈良県)は日本のお酒の発祥の地です。
<広陵蔵>は北に世界文化遺産に指定された法隆寺、南に日本文化の曙となった飛鳥路、東には、日本の酒神、大神(おおみわ)神社をのぞむ、大和王朝の文化が花ひらいた歴史に彩られた地で、<熟練した南部杜氏による手造りの醸造>と、<コンピューター制御による醸造(杜氏の経験を基に工程をプログラミング)>を併設した最新の設備で、技術を極めた酒造りに心血を注いできました。
関西一円の大阪城フアンが集う「大阪城友の会」は、集いの会合で、皆でお酒を飲むたびに、「どうせなら大阪城のお酒があればいいのに」という声が出て、長龍酒造に依頼がありました。
酒の名は「天下統一」ラベルは「金箔と日輪」をあしらい、いずれも会員さんの手になるもので、豊臣秀吉ブランドの銘酒が生まれたのです。
幻の酒造好適米として知られる「雄町」だけを用い、精魂込めて醸した純米吟醸酒 の「天下統一」は、デリシャスリンゴにバナナ・洋ナシが加わったような香りがして、とても飲みやすいと好評です。
梶 康 子