真味を味わう

photo02.jpg 日本人はなにかにつけて、お酒に親しんできた。楽しい時も悲しい時も、最近は、冷酒が、好まれる傾向にあるが、この季節はやはりじっくりと「カン」の酒を味わいたいものである。

 お相手は愛する家人、親しき友、盃をくみ交わし、話に花が咲く。日本酒がもたらしてくれる<幸せ>である。或いは宴会などで、思わぬ人と親しくなったり、これも日本酒のお蔭ともいえる。

 日本酒は、年酒であることと、淡泊な味により、醸造にも保存にも一層複雑な技術と微妙な心くばりを最も必要とする。

 甘辛のれん会加盟の
   <日本盛> <大関> <菊正宗> <長龍>
は伝統として永年培われた技・秘法はもちろんのこと、時代を先取りするスピリットで、若者達にも愛され、外人達にも日本酒の愛好者が増えてきている。

 
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★お酒をおいしく飲むには
・ゆっくりと味わって飲み、ほろ酔い気分を楽しむ。
・栄養のバランスのとれた食事をし、料理の味を楽しみながら飲む。
・おつまみ。さかな(魚、豆腐、肉類、野菜、海草)などを必ず食べる。
・自分のペースで飲む。落ちついた気分でゆっくり飲む。
・友人、客に、酒の無理じいはしない。
・多飲した後の入浴は控える。
・他のアルコール類とチャンポンしない。つい量を過ごしがちになるからである。

{少しぐらい、まあまあ。}となりがちになるものだが、心得て日本酒を存分に味わっていただきたいものである。

  東雲 宣子