伝統の味覚 ― ビール
年中ビールを飲んでいるのに夏の飲み物といえば、多くの人はビールと答えるだろう。それほど現代人の生活に浸透しているのである。
ビールはオリエントのバビロニアの国で始まり、エジプト・ギリシャ・ローマと伝わっていくうちに、現在のビールになっていったという。
わが国では16世紀末にオランダ人が、船にビールを積んでやってきた。しかしその頃の日本人は、ビールをのんでいなかった。日本で始めてアメリカ人によってビールが醸造されたのは、明治2年(1869)のことだった。後に官営のビールが造られたが、高価で庶民の口には入らなかった。第2次大戦後、高度成長の波に乗って、庶民の飲み物として定着し、屋上ビヤガーデンで、若い女性達の笑顔で乾杯するシーンがテレビや新聞紙に報じられたりしたが、今ではそんなことは当たり前になってしまって、珍しいことではなくなってしまった。女性同士の食事会でも先ずはビールで乾杯となる。
ビールもニーズに応じて、多様化され多種に亘り、ビール業界も対応に尽くしている。消費者にとっては有難いことで、いうなれば、その日の料理に合わせてお好みのビールを選ぶことが出きるので、美味しさを充分楽しめる,。
当甘辛のれん会の加盟店のアサヒビール、サントリーの各社は安心して飲んでいただけるということで、毎年お中元商品の花形として皆様に信頼され、ご用命頂いております。
本年も相変わらずのご用命の程お願いしお待ち申し上げます。
(編集部)