2007年新春号
食文化の伝承 ― かきもち
餅の処理法の一つ。正月の鏡餅を処理する時、刃物で切ることを嫌い、手で欠割ったからきた名で、もとは鏡開きの餅のことであったが、後になって、特にかきもち用につくるようになった。そして、寒の水を利用してつくる風習がおこった。ナマコ形または方形に伸ばして薄く切り陰干しにして貯蔵する。
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のれん花物語 ― 蝋梅(ろうばい)
わたしは庭に植えられた蝋梅です。もう20年にもなるでしょうか。主人が、友人からいただいてきて今の場所に植えてくれたのです。
<ロウバイ科の落葉潅木。原産は中国。高さ約3メートル。葉は卵形で両面ともざらざらしている。冬、葉に先だって香気ある花を開く。外側の花弁は黄色、内側は暗紫色で、蝋細工のような光沢を有し、のち卵形の果実を結ぶ。観賞用。唐梅。南京梅。>と辞書に書かれてあります。
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季節の果実 ― キンカン
子どもの頃、風邪ひき、セキのとき、オオバコやキンカンを煎じて飲まされたことを覚えている。昔の人はキンカンに豊かに含まれるビタミンCがカゼやセキに良く効くことを体験とか、言い伝えられてきて知っていたようだ。特にビタミンCが集中し、栄養のある果皮をそのまま食べるのが効果がある。
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のれんメール
身の引き締まる思いで、新しい年を迎え、昨年中に頂きましたご愛顧に感謝し、心よりお礼申し上げますと共に、本年も何卒お引き立ての程宜しくお願い申し上げます。
大切なお方への贈り物は、どうしても我々の店でないとと、お忙しい中をお求めいただきまして、本当に有難うございます。心より感謝し、篤く御礼申し上げます。
甘辛のれん会 大寅・主人 小谷 公穂
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