2017年秋・冬号
のれんメール
秋高し空より青き南部冨士 青 邨(十 月)
神農の祭りの虎をもらひけり 一 杉(十一月)
なりふりもかまはずなりて着膨れて 虚 子(十二月)
新歳時記より
季節のもの カニ・かに・蟹
カン詰めのカニの脚は、殆どがタラバカニ(鱈場蟹)で、昔は北海道のタラの漁場でよく獲れたので、この名がついた。
タラバカニは、動物分類学ではヤドカリの一種とされていて、ズワイガニと呼ばれている。秋田・新潟ではタラバガニ・福井ではエチゼンガニといい、日本海西部と北海道にかけて、北の冷たい海の深い所に住んでいる。
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老舗歳時記 清酒 大関株式会社
正徳元年(1711)に初代当主 大阪屋長兵衛(長部文次郎の始祖)が今津村で創業以来、「大関」は、いつの時代においても、常に顧客のニーズを的確に把握し、あるいは、それを先取りして、受け継がれてきた酒造りの技と心をつくし、数多くの商品を世に送り出してきた。今さら紹介するまでもないと思うくらい「大関」は有名である。
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のれん歳時記 うどんすき 美々卯
自分たちが納得できる物しか お出ししないという
家業的な考え方が わたしたちの誇りです。
食べ頃
10月になると、野菜類が大地の結晶として、出まわる。
大根・人参・牛蒡・蓮根・自然薯・甘藷・馬鈴薯・里芋・八つ頭・玉葱・生姜・芋茎・うど・秋茄子・初茸・椎茸等。
松茸は香りも良いが、値もよく、庶民には全くの高嶺の花となってから久しい。以前ほど騒がれなくなってしまい、つまり、我々の生活に大した影響を、もたらさなくなってしまった。ということだろう。
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