2016年夏号
のれんメール
のれん28,6,7,8,9,月号
★鬼灯の一つの花のこぼれたる 風 生(六 月)
★山一つあなた丹波や雲の峯 百 池(七 月)
★天の川枝川出来て更けにけり 花 蓑(八 月)
★三日月のそむきて高き夕かな 草田男(九 月)
のれん28,6.7.8.9月 海藻の四季
海に囲まれた我が国の人々は古くから海藻を食べてきた。海藻が食べ物として栄養価の高いものと科学的に認められる以前から、日本人の健康に大きく貢献していたのである。
初春のめでたさを祝う昆布、地方によっては海苔雑煮、春の海藻としては、モズクがある。これはホンダワラの一種で、酢のものが好まれる。また、雑炊にすると、とても良く雑炊の中での逸品といわれている。
ヒジキは漢字で鹿尾菜と書く。春のものだが、本当に美味しいのは、九月頃で、その頃は採りにくいので、春に採って干し乾かす。江戸時代では、ヒジキを日光に干し晒し、搗き砕いて米粒ほどにし。米、麦に混ぜて主食としたものだった。
のれん18,6,7,8,9月号 老舗の誇り
●アサヒビール <ビールは わが家で>
家族揃っての楽しいひととき、アサヒビールはそんな食卓を演出する。
外で食事をして、暑いからビールでも飲もう、といった従来のパターンから、何時でもビールが家庭の食卓にある、ビールそのものがもっと身近な存在になってきている。ビールが主役になってきている。
家庭にあって、ビールにあった料理をつくるのか、料理にあったビールを選ぶのか。新しいトレンドになってきていて、アットホームな雰囲気をより一層盛り上げる。
料理は味や、その時の気分によって、また様々な食事のシーンに合わせて、食卓そのものを演出する。食事が一層美味になる。消費者が自由に自分で選べる喜びに繋がる。
かまぼこ物語
●大寅蒲鉾株式会社 顧問 杉田 之孝氏に「蒲鉾の話」をお聞きし、合わせて、蒲鉾の作り方の実演を見せてもらいました。
蒲鉾は年配の方々に好かれているというイメージを変えようと、小学生を対象に工場見学を実施し、年間約2,000名の見学者があります。子ども達は蒲鉾の出来上がる工程に興味を示し、目の前で出来上がった蒲鉾に目を輝かせて、「美味しい、美味しい」と言いながら食べてくれるそうです。こうして、子ども時代から蒲鉾の味に馴染んでもらって、幅広い世代に受け入れてもらおうというのが、目的で、啓蒙活動をしているのです。