老舗めぐり 株式会社あみだ池大黒
★ 大阪からの贈りもの
「おこし」は、奈良時代に豊作祈願のお供物として、神に捧げられていたのが、始まりといわれる歴史のあるお菓子。
あみだ池大黒の創業は、江戸時代後期の文化二年(1805)当時の大坂は、各地の産物が集まる<天下の台所>といわれ、千石船で運ばれてくる良質の米に目をつけて、「おこし」を作り始めて今日に至っている。
運河工事で、あちこちから出てくる岩にたとえた「岩おこし」は、浪花の繁栄を象徴する土産菓子として、広く人々に愛され、親しまれている。
あみだ池大黒は、日露戦争のときに明治天皇より戴いた「菊のご紋章入り恩賜のおこし」35万個のご注文をはじめ、代々宮内庁の御用達の栄に浴し、創業以来200有余年の伝統と技術を生かした大阪土産の老舗として、常に業界をリードし、時代を先取りしながら、良心の通うお菓子づくりに努めている。
伝統を慈しみ、技を現代に伝える、豊かな自然の恵みを生かした、あみだ池大黒の製品の多彩な味わいは、若者向け、年配者向けと心を込めた作品である。
★ 福の花 良質のモチ米を使用し、カリッポリッと砕ける風雅な口当たりの看板商品。
★ 浪の詩 往年のベストセラー薄型おこしがリニューアル。厳選した素材を使用。
★ 大阪ちよ子 スイートチョコにアーモンド、ホワイトチョコにレーズンを練りこん
だ、サクサクのコーンフレークとの相性が、絶妙なクランチチョコレ
ート。バレンタインデーのプレゼントに如何。
★ 大阪ぐらし 大阪土産の代表まんじゅう。
★ その他 昔からの「粟おこし」「岩おこし」各種詰め合わせ、発送の承り。Etc。
「エッチラ オッチラ ドッコイショ 大黒様の福の花」このCMソングが、流れ出すと、幼かった次男は、頭を振り、足を上げたりしてよく踊っていたものだ。
彼は、長じて大学へ行っても、休暇で帰省し、戻る時には、必ず下宿先の老夫婦に「福の花」を手土産にしていた。ある時、いつも同じものよりは、他のものにしたら、老夫人は、何時もの「福の花」を期待していたものだから、どうしても「福の花」が欲しくなり、それらしきものを求めたが、外見は似ていたが、食べてみると、ガッカリしたらしい。そのはなしを聞いた私は、早速「福の花」を送ったら、恐縮しながらも、とても喜んでくださった。 梶 康子