老舗紹介-続 ダイジェスト

rouho
前号に引き続き、<甘辛のれん会>加盟店の老舗各店を紹介させていただきます。

▲ サントリーホールデイングス株式会社
 赤玉ポートワインが大ヒットし、赤玉は太陽を表し、英語でサン、社長の鳥井信治郎のトリイよりサントリーと名づけられた。京都府山崎の水が美味しく、醸造に適していたので、この地より有名ウイスキーが、生産され、世界でも高い評価を得て、数々の海外での世界最高賞を受賞している。

 業界を常にリードし、揺るぎなき業績を誇るサントリー製品は、お店でも、ご家庭でも親しまれるのは、高級感あふれる満足な充実感と共に、安らぎを得られるからである。 

▲ 日本盛株式会社(清酒)
 兵庫県の灘・西宮の宮水で造られた銘酒「日本盛」は日本酒造りに好適の「山田錦」を使い、<うまくてその上、からだ想い>をコンセプトに時代の求める研究を重ねている。今日の高齢化社会、高度ストレス社会により、一般的に時代の視点は、<心とからだの健康>を求める傾向は益々強い。このような時代背景の中で、同じ飲むのなら、肝臓の機能に対してやさしいビタミンのイノシントールが、従来の日本酒より多量に用いた「健醸」をお薦めしたい。お酒を楽しみ健康を維持したいというこだわりのお酒である。 

▲ 大関株式会社(清酒)
 (正徳元年1711)に創業。初代当主、大坂屋長兵衛から受け継がれた酒造りの技と心を、伝え、いつの時代においても、常に顧客のニーズを的確に把握し、あるいはそれを先取りして、数多くの商品を生み出してきた。
 「大関」の語源は、昔、日本国中より力量抜群の、王城を守護する防人の間に力、技を競わせ、最優秀者に名誉ある「大関」の称号を与えたことによる。格式の高いものである。因みに、今日の横綱は、江戸時代に創定されたものである。

▲ 長龍酒造株式会社(清酒)
 大正12年酒類小売業、飯田商店として創業。日本酒を中心とした酒類の総合販売に発展。飯田グループを形成。そのうちの清酒製造部門が長龍酒造株式会社である。
 古事記以来大和(奈良県)は日本のお酒の発祥の地である。「広陵蔵」は、<熟練した南部杜氏による手造りの醸造>と、<コンピューター制御による醸造(杜氏の経験を基に工程をプログラミング)>を併設した最新の設備で、常に核心と新しい展開を求めチャレンジし、メンバー個々に創意工夫を重ね、今日の繁栄に至っている。

▲ 美々卯(うどんすき・そば)
 堺市で、200年以上続いた料亭を、大正13年に麺類専門店としてはじめたのが、現在の美々卯である。登録商標の「うどんすき」は大阪の代表的名物になっているが、木枯らしが吹き出すと、「うどんすき」が食べたくなる。 鰹と昆布からとる秘伝の出し汁に数々の具。(海老・鶏肉・穴子・蛤・各種野菜・餅など)どれもが、最高級品で、腰のあるうどん。これだけのものを一緒に煮ても、出し汁は濁らず、それぞれの風味を賞味できる老舗の技である。忘年会・新年会・家族団欒・おもてなしに重宝。

▲ 正弁丹吾亭(一品料理)
 明治26年に極楽小路(今の法善寺横丁)南西角に関東煮(かんとうだき・大阪では、かんとだきという)を看板にしたのが、はじまりである。終戦直後に、法善寺本堂は全焼したが、その後現在の場所に移った。2002年9月、道頓堀中座の火事で、類焼してしまったが、2003年7月に新装オープンした。老舗の格調の高さを守りながら、親しみやすい雰囲気の店である。かつて、織田作之助や多くの文化人に愛された一品料理と、一味違う季節の料理は、客を和ませ、いつのまにか馴染みの客にしてしまう。

▲ 大寅蒲鉾株式会社(かまぼこ)
 明治9年創業以来実に137年。蒲鉾一筋に老舗の味を造り続け、守り続けてきた伝統の味は、特選された材料に、さらに吟味を重ね、丹精こめて出来上がったのが、大阪の味である。良質の蒲鉾は、低カロリー、高タンパクの食品として、食生活をリードする。
 お節料理に欠かせないのが蒲鉾で、見た目の美しさは言うまでもなく、中味の美味しさは、風情のある舌触り、重厚な歯ざわりとともに、蒲鉾の最高峰として定評がある。
 贈答用として重宝されているのもそこにあり、年末年始の贈答用に最適な逸品である。

▲株式会社 小鯛雀鮨鮨萬(小鯛雀鮨)
承応2年(1653)浪速屋七郎左エ門が、魚屋を開業し、副業として雀鮨を商ってから、360年もの伝統を培ってきた。その間天明元年(1781)京都の禁裏へ献じることになり、八代萬助が、小鯛雀鮨を調達し、好評を得たので、雀鮨専門となり、以来、御用御雀鮨師を世襲している。すしの生命はお米。「飯に六部の味」といわれるくらいにお米の品質が問われるが、まろやかなハリのある、すしご飯は他には見られない。類似品の出てこない、創意と工夫の、秘伝・家伝の伝統の味である。勿論、材料は明石鯛の一本釣り。

▲ 株式会社 大阪の駿河屋(練羊羹)
 天保8年(1837)大阪の商いの中心船場淡路町に総本家駿河屋より分家し、大阪城御用菓子司として創業。その後瓦町に移転し、羊羹以外に生菓子・干菓子の製造販売を始めた。昭和26年(1951)平野町にて株式会社に改組。創業以来176年、歴史の上にたって、常に創造的な経営に心がけ、菓子文化の向上を目指して、社会に奉仕し、老舗としての確かな歩みを残し、時代のニーズに適応しあるいは先取りし、技術の革新・製品開発に努力している。甘さを押さえ、見た目も美しく、美味な逸品揃いである。

▲ 株式会社 あみだ池大黒(おこし)
 おこしは、おこし米を原料として上古代よりあり、日本で一番古いお菓子とされている。「あみだ池大黒」が、大阪で、<おこし>の製造販売を始めたのは、文化2年で、味に厳しい上方の人々に愛され、親しまれ、今日に及んでいる。明治40年(1907)当時輸入品だったピーナッツを使い、シャトル国際博に出展した「福おのし」は、あみだ池大黒のシンボルの商品として、多くの人に愛され大阪名物となった。200年以上続いた老舗とし、時代のニーズに応え若い人たち向けのものを開発し、好評をえている。
 

▲ 株式会社 小倉屋山本(昆布)
嘉永元年(1848)初代山本利助が、大阪新町橋のほとりに「のれん」を掲げた。今日まで常に原藻の精選と独自の加工法に心を砕き、何ものにも替えがたい伝統によって、時代のニーズに敏感で、時流にそって世代に適した新しい味を、各種の逸品としてうみだしている。看板商品である、角切り塩吹き昆布の「えびすめ」は、北海道南産の最高級の昆布を選りすぐって煮込み、古くから伝わった方法で仕上げた塩昆布の絶品で人をして<美味しすぎる>と言わせ、繊細で優雅。濃密にして深遠。和の豊潤の結晶である。

▲ 株式会社 松前屋(昆布)
(1912 大正元年)に松村弁二郎、順兵衛兄弟の手によって、大阪に誕生した。原料から商品化するまで、何回もの厳しい選別を行う。独自の技法は100年も経った現在も変わらず受け継がれている。手作りの良さに、こだわり、各製造過程において、可能な限り、職人の手で行っている。創業以来の初心を忘れず、道南産の昆布にこだわり続けた代表作「とこわか」は、一枚一枚を丁寧に吟味し、伝統の技に心を打ち込んだ作品で、重厚な風格、丹精込めた風味はゴージャスで美味。食卓を華やかな気分がする。

▲ 株式会社 先春園(銘茶)
大阪で現存する茶舗で、一番古い歴史を持つといわれている。創業文久3年(1863)当時の両替商ベスト10の一人天王寺屋五平衛の番頭をしていた、荒堀源之助が別家するにつき、初代として茶の小売業を始めた。屋号は、源之助の友人が、「中国の明の時代に皇室の茶園があって、先春山といった。その名を拝借して先春園と改めるのがいい」と勧めた。<客来敬茶>という言葉があるが、来客があれば、先ずお茶を出すのが、客
に敬意を表する礼儀である。また、数々の由緒あるお茶会に伝統の香味を納めている。

● ダイジェスト版につきアウトラインのみの紹介に終わりましたが、折りにふれ、各店の新製品等をお知らせしてゆきたいと思っております。どの店も地方発送、あるいは、海外発送もしておりますので、別ページのホームページにてお問合せ下さい。年末・年始のご贈答最適品ばかりでございます。ご用命をお待ちしております。  (編集部)