甘辛のれん会のご紹介

norensi.jpg 昭和27年1月に甘辛のれん会が発足いたしました。
「甘辛のれん会は、飲食品をつくり、販売する者が、連合して其の名声をあげる為の集団」と、会則にきめられてありますように、其の名を大切にする集団であります。
 関西では、親子三世代に亘ってご利用いただいているのは、よく聞く声でございますが、
「のれん」誌という小冊子よりインターネットに転換して以降、全国的に関心をもっていただくようになり、大変ありがたく御礼申し上げます。
 改めて甘辛のれん会について、ご紹介させていただきます。

 甘辛のれん会発足と同時に、甘辛のれん会のPR誌をということで、「のれん」が発行されました。その間、ご愛読いただきましたお客様は申すに及ばず、多くの皆様に支えていただき今日まで参りました。

 加盟店には最初から厳しい資格が問われ、加盟を希望しても、全会員の承認を必要とする規定となっていて、甘辛のれん会の会員であるということは、大きな誇りであり、老舗としての信用にもなっているのです。
 若干の出入りはありましたが、質実な運営と各加盟店が、老舗としての(のれん)を守る為の、なみなみならぬ努力の積み重ねが、今日の{甘辛のれん会}を築いてきました。

●初 代会長  サントリー株式会社   鳥井信治郎氏
●二代目会長  アサヒビール株式会社  山本為三郎氏
●三代目会長  サントリー株式会社   佐治 敬三氏
●現  会長  アサヒビール株式会社  瀬戸 雄三氏
 歴代会長の功績は大きく、{甘辛のれん会}の発展に力を尽くしていただいております。

 発足以来約60年を経て、老舗の店主も二代目へと世代交替もされていますが、現在まで{のれん}を如何に守ってきたかということも、もちろん大変なことだったけれど、これからの{のれん}をどのように守り、育てていくのか、大きな課題が課せられています。時代が進み、急激に変化してゆく状態の中で、どう対処してゆくのか?

 老舗を受け継いだリーダーは、老舗としての伝統と格式、のれんを守りながら、なおかつ次代に引き継ぐべく努力し、時代のニーズを先取りし、業界をリードする立場で頑張っております。

●次号は発足当時の逸話やその他エピソードをお伝えいたします。 編 集 部