老舗物語 ― 清酒・日本盛株式会社
兵庫県の灘・西宮の宮水で造られた銘酒・日本盛は日本酒造りに好適の「山田錦」の米を使い、うまくて、その上からだ想いをコンセプトに、21世紀ピッタリの清酒造りの研究を重ね、時代が求める健康志向に合ったお酒として愛飲家の好評をえている。日本盛が誇る「上撰・日本盛・健醸」である。お酒を楽しみかつ健康を維持したいというニーズに応えたこだわりのお酒なのである。
むかし、いわゆるお酒の{つう}と言われる人は、日本盛のお酒のことを「サカリ」と言っていた。お酒に愛着を抱いてじっくりと味わいながら、お酒談義に興じている情景が浮かんでくるような懐かしさを覚える。何かとお祝い事の多いこの時季に「サカリ」はその名の如く雰囲気を「盛ん」に盛り上げ、人生を「盛ん」にしてくれる予感めいた希望の沸いてくる「サカリ」で乾杯していただきたい。
日本盛では清酒メーカーの特性を生かし、酒造米のぬかを用いることに着目ししたのが20年前である。
古くから米ぬかが美容に良いとされ、私なども袋にぬかを入れ、いわゆる「ぬか袋」で顔を洗っていた記憶がある。ある日思いたってお米屋さんにぬかを頂きたいと言ったら、お米屋さんは「精米の時に混入する物があるから、お顔洗いには適しません」といわれたことがあった。
そんな時に「米ぬか美人」が、開発されたのである。私も早速購入したのはいうまでもない。米ぬかは美容に良いとされるたんぱく質やミネラルが多く含まれていて好評を得ており以来製品」の改良を重ね充実を図り、今では日本人のみならず海外にも広がっている。
米ぬか美人は洗顔クリームから始まり化粧水・美容液・保湿クリームに加えて「しっとり感が持続するメイクアップも欲しい」との声に応えてファンデーションを開発、現在ではUVクリーム・クレンジングジェルなど18アイテムがラインアップしている。
「米ぬか美人」は無香料・無着色・バラベン不使用・鉱物油系界面活性剤不使用である。
梶 康 子